近所のおじさん
還暦まであとわずかに迫った今、池袋第三小学校の歯科校医として子供たちに接する機会も多く、若いパワーをもらっています。私が池三小に通っていた頃にはまだ木造校舎があり、冬はダルマストーブで給食のパンを焼いて食べたりもしていました。また、上級生がプールではいていた赤いふんどしも懐かしく思い出されます。私の子供にその話をすると「信じられない! パパは立派なおじさんだね」とからかわれます。少しずつできあがっていく新校舎を見ると、年代のギャップを感じる毎日です。子供を取り巻く社会や周囲の環境も変化し、子供たちが安心・安全に生活できるような街づくりをするのが我々大人の責務であると痛感します。昔、我々子供を守ってくれた“近所のおじさん”となり、少しでもご恩返しができるよう努力したいと思います。結びに池袋第三小学校の新校舎落成をお祝い申し上げるとともに、学校のますますの発展と子供たちの元気な成長を祈念しお祝いの言葉といたします。
昭和47年度卒業 池袋第三小学校歯科校医 林 健博先生
(平成29年1月21日「池三同窓会便り」創刊号より、ご本人の許可を得て転載)